精霊流し

先週はお盆休みをいただき、ありがとうございました。おかげさまでこの春亡くなった祖父の初盆に参加することが叶い、うれしかったです。

一応告知は致しておりましたが、休みと知らずに来てくださったお客様がいらっしゃいましたらすみませんでした。今後とも当店をどうぞよろしくお願い致します。



さて、初盆ですが、長崎に行ってきました。



長崎の初盆はものすごく盛大で、墓参りではなぜかお墓でロケット花火を飛ばしたりします。滞在中、墓周辺が火事になったというニュースを二回は見ました。私にはシュールな光景に見えますが、長崎の人たちには普通の慣習なので至って真面目です。私の場合は母方の田舎は長崎ですが、父方の田舎は東京なのでその文化の差がおもしろいです。


そして、15日の送り盆の日に初盆の家庭がすることといえば!



そう。精霊流しです。さだまさしの歌にありますよね。しかしながら、しっとりと情緒的なその歌に反して長崎の精霊流しはド派手です。たぶん、大多数の人はあの曲を聞いて、「ロウソクを灯した笹舟のようなの」を想像する事と思います。



が、しかし。



ど〜ん

でかいです。船の大きさはもっともっと大きかったり、もう少し小ぶりだったり。各家庭でいろいろですが、このサイズがポピュラーなのかな?



親戚一同、揃いの装束に家紋を入れたユニフォーム姿です。弟がつけている赤いたすきは爆竹を投げてもいい人(!)の目印。


いざ出航!!目指すは西方浄土!!!


我らが妖怪ギターラ店主ももちろん参加してまっす。


行く道では先頭に立つ人が纏を振って、銅鑼を鳴らしつつ行きます。船は商店街も抜け・・・


船を引く人は銅鑼に合わせて「どーいどーい」という変な掛け声を。そして、爆竹。長崎では、老いも若きも爆竹は箱ごと火を点けるものであるようであります。派手に逝け!



という感じです。とにかく爆竹の音がものすごかったです。もちろん耳栓は親族全員に配られます。楽しかったよ。





お昼には平和公園にもいってきました。余談ですが、長崎にはPEACEPARKという名のパチンコ屋があり、叔母が外国人の観光客に「Where is PeacePark?」なんて道を聞かれた際にパチンコ屋の方へ案内してしまったというエピソードが面白かったです。