Boogie Man

こんにちは〜。



しばらく春らしい三寒四温な毎日でしたがお元気でしたでしょうか?私は風邪をひいていました。春の風邪はなかなか治らないね・・・。ようやく回復いたしました。みなさまもお気を付けくださいませ。



先月末に、今年で御年95歳にならんとしていた祖父が逝き、長崎へ見送りに行かせて頂きました。



祖父は、私が生まれた時には既に定年退職後のウキウキとした楽しい日々を過ごしていた人でした。いつもとても楽しい祖父だった。



一日のスケジュールといえば、朝→ゲートボール 昼→パチンコ 夕方→麻雀 晩→花札
という高等遊民的な日々を数十年。戦争中の辛さを(ガダルカナル島に7年・・・)サラリーマン時代の苦労を、すべて取り戻す勢いで遊んで遊んで遊びまくるような。私が知る祖父は誰もが認める遊び人でした。


母は子供の頃は怖かったんだというけれど、ほんとかな?信じにくいっす。実の娘がいうのだからきっと本当なのでしょうが。


体もかなり丈夫で、驚くことに息を引き取る二週間前までパチンコに行っていた祖父でした。



そしてお別れの時、祖父の柩にそっと入れられたのはスロットのメダル・・・二枚。



こ、これでは廻せないのでは・・・。「一枚足りな〜い」というお岩さんの声が聞こえるような気がしながらも、恙無く式は終わりました。みなさま急なお休みをいただきましてありがとうございました。



それにしても、長崎は大好きです。崖みたいな坂に囲まれたモダンな町並み。おいしい食べ物。長崎といえばちゃんぽんや皿うどんやカステラが有名ですが、私がなんといっても大好きなのは、桃カステラ一口香です。



桃カステラは桃の節句とか女の子が産まれた際の内祝いなんかに使われる桃をかたどった砂糖細工の乗ったあま〜いカステラですが、私は大阪育ちですが長崎生まれな上に桃の節句が誕生日だったので結構な頻度で子供の頃いただいておりました。



一口香はふわっとまあるい饅頭のような見た目に反してばりばりと固く、その上中身が空っぽという意味のわからないお菓子であります。洋菓子とも和菓子とも言えない、はっきり言って不思議すぎる存在のお菓子なのですが、食べるとほんのり甘くてものすごく好きです。しかしながら一口香がものすごく好きだという人に、私はまだ出会ったことがありません。ひっそりとどこかにはいるのでしょうが・・・。



まあ、そんなこんなで長崎はよかとこですよ。みなさまも一度行ってみんね。私は今度はお盆に行けるかな。




今年のお誕生日にいただいた桃カステラ。この喉に焼け付くような甘さがよかですよ。