Just Like You

こんばんは!



本日は夫が知人の結婚式に出席のため、ワタクシがかなり頼りないながらひとり、店を開けております。



毎度のことながら、一人での店番というのはなかなかスリリングでドキドキします。というのは、そんな時に限ってごく稀に、全然わからない問い合わせがきたりするから。



さすがにもう開店して3年になるので、無知なワタクシでもそれなりにパーツの名前や修理の種類などわかるようになってきたのですが、そんな浅知恵では対応できない、会話に出てくる単語すらわからないというかなり情けない経験もあり、(私にとっては)難しいお問い合わせにテンパってしまう事への恐怖感がうっすらつきまといます。



まあ、言い訳なんかしてないで勉強すればいいんだけど。でもほら、サラリーマンであり家庭の主婦である私がたった3年、しかも間隙を縫ってちょっとかじっただけで一朝一夕に身につく程甘くはないもんね。と、また言い訳。


そんな日に心の平穏を保つためには、ブログを書くのが一番。というワケで、日ごろサボりがちなクセに二日連続で書こうと思い至ったわけです。



昨日は韓国の出張の事でいやな体験を書いたので、今日はいい事を書こうかな。



前にも書いたかもしれないけど、人々の気質が日本よりも自由なところはとても気に入ってます。みんな自身を持って勝手な行動をしているのを見るのは、たとえ歩道で他人にばんばんぶつかりながら歩くというはっきし言ってばかばかしい行いひとつとっても日本ではあまりお目にかかれない覇気?のようなものが見て取れ、一種の清々しささえ感じます。


とにかく他人の目を気にしない、というのは生きるうえでなんて楽なんだと思うよ。規則正しさや集団行動が好きな人には辛いかもしれませんが。



あと、女性同士の距離がものすごく近い事も特筆すべき日本との違いじゃないかな。街行く女の子たちは、楽しそうに腕を組んで歩いてます。10代も、20代も、30代も、40代も、50代も、60代も、70代も。年代カンケーなし。友達なら腕組んで歩くのは常識のようです。



日本でも小学校低学年くらいまでは友達と腕くんだり手をつないで歩いた経験のある女子は多いことと思いますが、残念ながら子供時代の私はそれが好きじゃなかったので、あまり経験がない。


向こうでの仕事の後に、取引先の社員の方々と食事に行くことがあるんだけど、同年代の女性スタッフが多いのでその辺の文化の違いに触れるのは楽しいです。いつも私は出張には一人で行くし、何度も来てるので和やか商談も終えた後、食事に向かう時、腕を組んできてくれた人がいた。



おぉ〜、これは・・・!と思ってなんか、いや、かなり嬉しかったです。



普段の生活で女同士が肌をくっつけることなんか、日本ではまずないよね。女の子の腕にぴったり自分の腕をくっつけたのなんて、いったい何十年ぶりか。下手したら25年ぶりぐらいじゃないの?なんか、妙にテンションがあがって楽しい気分になってきました。



まあ、冷静になって日ごろドライ気味な自分のメンタリティーを考えると、いつもいつも腕組むのはけっこうめんどいだろうとは思うけど・・・。



しかしながら、そんな乾ききった感想を持ってしまった私にも笑顔で腕を託してくれた社員の女性が本当に無邪気で優しい人なんだなと思いました。



これは世間話の中で聞いたことですが、実際韓国には「いじめ」に相当する言葉が2,3年前までなかったらしい。いじめによる自殺者が出て社会問題になり始めたのはつい半年ほど前だそうです。あくまで聞くところによると、ですが。



人の目を気にしない傾向の強い人たちだけに、日本のような鬱屈した陰惨ないじめに発展しにくいというのはなんとなく納得だけど、経済の発展やそれに伴うライフスタイルの急変ですこしづつ変化してるってことなのかな?



これからも韓国の女の人たちが楽しげに腕を組んで歩ける世の中だったらいいね、と思いました。そのくらい、向こうの街行く女の子たちは楽しそうです。



そんなこんなでみんなで食事させてもらいながら、前日に起こったホテルのフロントでの顛末なんかをおもしろおかしく語り、バキブルリホテルに代わる安宿の案をだしてもらったりしつつ楽しく過ごしましたとさ。




海老とか貝を焼いて食べました。何でもコチュジャンつけて食べるんだね。



夜の東大門。道の向こうはネオンの煌めく眠らない(ファッションの)街です。




《追記》
ほかにも、取引先の人の中には日本の漫画通の人がいたり(前職は漫画家のアシスタントだそうです)、話題に事欠かず楽しい話をいっぱいしたよ。個人的にはハンターハンターが好きという共通の好みを見つけられたのが一番うれしかったかも!