ロンド
こないだ、ついにドラクエ8を購入しました。
たぶん世間がモンハンモンハンと言ってた日だと思う。
我が家にはゲーム機が、ファミコンかスーパーファミコンかプレステ2しかないもんだから、中古屋さんで日に日に狭まってる感のあるプレステ2ソフトのコーナーで、自分にもできそうなソフトを必死に探して。
そして今、ドラクエ廃人と言えるんじゃないかというほどがんばって(?)ます。会社に行って、妖怪ギターラに行って、帰って家事して、持ち帰った仕事とかして、やっとドラクエにこぎつける毎日。
一体どこにそんな時間があるのかと自分でも不思議ながら、一日4時間くらいやってる気がする・・・。
とにかくクリアするのに時間がかかるから、人の数倍は時間をかけて楽しめてるんじゃなかろうか、と思う。
なんせゲームオンチだもので、初日など立体的な背景と動作についていけず、乗り物酔いみたいになって寝込んだ。
ようやく近年のゲーム機ならではの立体的な動作に慣れたと思ったら、今度は延々迷子になり、3日くらいはゲームの本筋と無関係の個所でさまよい続ける。こちらは近年のゲーム機ならではの立体的な2次元世界のせいだけとは言えず、自分の方向音痴が原因であると思われるので、ただただ精進あるのみなのだけど。
そんな感じでやってるとどうなるかというと、レベルがやたらと上がる。
迷子にばかりなってまだ行かなくていい所に迷い込んだり、同じところを何度も通ってるのに気付かなかったりするおかげで、俗に言う「レベル上げ」が不要になるということ。
場面の割に異様に成長してしまった主人公たちが、場面相応の敵たちをバッタバッタといとも簡単にやっつける様はなかなか爽快ではありますが、どんな「伝説の勇者」も「世界の救世主」も、常に「迷子」という立場に立たされている事を思うと、なかなかにもの悲しく、滑稽さを感じる。
夫は主人公たちが不憫だと言っていた。
私に操られるせいで、本来かっこよくやれるハズの世界で延々さまよい続ける姿は、もはやドラクエではなく、よほど深い因果を背負った人間の終わりなき輪廻転生のモノガタリのようだ、と。
それだけでなく、主人公たちに奴隷のような生活を強いている私こそが、主人公にとって真に討伐すべき極悪人、暗黒世界の大魔王なのではないかと。
ヒドイよね〜・・・。
でも、夫がそう思うのも頷ける。
なぜなら、私はいつも主人公に夫の名前をつけるから。
信じられない程歩かされ走らされ戦わされ同じ所をグルグル回らされ、増え続けるマドハンドを倒すのに40分もかかって・・・まるで自分がものすごく虐げられているように、感じるよね。わかるよ。
でもでも、ワザとじゃないねん!・・・って、それが一番ムカつくよね。
まあまあ、そんなこんなでドラクエライフをエンジョイ中です。
・・・今日も店と全然関係ない事書いてしまった。