Make It A Better Place For You & For Me

今日は雨が降らなかったのでよかった。なんせ雨の日はお客さん少ないですから。




さて、みなさまの中には何か動物と暮らしていらっしゃる方もいらっしゃいましょう。犬とか、猫とか、魚とか、カメとか、ウサギとか、フェレットとか、ハムスターとか、イグアナとか。いろいろありますよね。




ここにも何度も書いてある通り、ワタクシ共の家では二頭のネコと暮らしているんだけど。




人間以外の動物と一緒に暮らしていると、その子が全然言うこと聞かなかったり、誤って決められたトイレ以外の場所で粗相してしまったり・・・って事が少なからずあると存じます。




そんな時、どうなさってますでしょうか。




なんせ相手は人間以外の動物なので、当然むずかしい人間の言葉はわからないですよね。




我が家のネコ達の場合だと、「なんか怒ってる」「自分に何か言ってる」「なんか楽しそう」っていう雰囲気だけでなんとなく感情が伝わってるような感じはしますが。




昨日、家でレンタルDVDを観ていた時の事。



「だらぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!」




という強烈な叫び声で、びっくりして一旦DVDを止めた。




ちなみに、「だらぁ〜〜〜」というのはこの場合、「おらぁ」「こらぁ」「ドアホがぁ」みたいな単純な罵倒の言葉が混然一体となった、かなり汚い方の大阪弁です。




時間は深夜2時。こんな叫び声、一体どこから聞こえてくるのか。だいぶ気になったので、ずっと耳を澄ませてみた。




のでありますが。




こちらがわざわざ耳を澄ませるまでもなく、そのキツイ汚い罵倒はものすごくクリアーに、且つ大音量でどんどん耳に入ってきた。私たちが窓を開けてたからかもしれないけれど。




「おらぁ〜!アホ犬〜!お前はなんでこんなところにトイレすんねんーーー!!」




「何べん言ったらわかるんじゃい!このぼけかすー!!!」




「トイレはここや!おら、今やってみぃ!ここで!今すぐ!やらんかい〜〜!!!」




「お前みたいなアホは出て行きさらせドあほが〜!!!!!」




「お前みたいなモンはもーいらん!!捨てたろかーーー!!!」




などなど。文字にするのもオゾマシー、数限りない悪態の数々が延々と響き渡っている。その間およそ1時間。DVDを観る気もとっくに失せ、ただ聞いていた。




時折、「キャーン、キューン」という小型犬っぽい悲しげな、怯えきった鳴き声も聞こえる。ベランダに出てみると、我が家以外にもビックリしてきょろきょろしてる近所の人がいる。




一体どこのお宅やと特定したいのだけれど、集合住宅だからちょっとわかりにくい。結局どこの家か特定することは出来なかったのだけど。




悪罵からわかるのは、犬がトイレに失敗したということ。それだけ。




それだけの事でこんなに大声で罵られるなんて、犬の安否が心配。でもどうしていいものか、わからない。どこの家での事なのかもわからない。自分たちの無力が情けない。



そんな事がありました。




我が家でも、ネコが粗相する事はたまにあるが、人間とネコは違う生物である以上言ってもわからないという事は当たり前の事なので、後から気がついた場合には別に怒ったりしない。その場を現行犯で発見した場合には、「こらー!!」くらいの、言うなればサザエさんと同程度の怒り具合です。




ではどうするかというと、次から失敗しないように、しばらくの間こまめに様子を見て、「トイレに行きたそう」な素振りを見せた時にすかさずトイレに連れていく。という方法をとってます。そしてちゃんとできたら褒めまくる。




だいたいそれを何度か繰り返すと習得するので、それまでの間は忍耐強く見守るのが、結局トイレを覚えるには一番の早道なんじゃないかと思うのですが。




昨日のあの人がこれを見てることはないと思うけれど、なんだか書かずにはいられないので書いてみた。