The Greatest Romance Ever Sold
あぁ〜・・・今日はツイてないような気がする一日です・・・。
妖怪ギターラに行くべく自転車で家を出て、途中でお昼ごはんを買って、自転車に乗ったらすぐにチェーンが外れてしまった。
仕方ないので自転車おして家に戻って、今度は徒歩で出発。
2分程歩くと小雨だったのが本降りになり、すぐに土砂降りになった。
せっかく買ったアツアツのお弁当はもう冷めてるし、ブーツに水が浸食してキモチワルイなぁ、なんて思いながら妖怪ギターラにたどり着いた。
夫はいつも通り普通にギター作り作業してたので、ちょっとホッとして、冷めたお弁当でもたべようかと広げた。
その前に、なんか飲み物買おうと思っていつもの店の向かいの自販機に100円入れて、コーヒーのボタン押した。
ガチャンとコーヒーの落ちる音がして、ルーレットも回ってハズレを示して「アリガトウゴザイマシター」と機械がしゃべって、缶を取り出そうと手を入れると。
ない。
どこにもない。
買ったハズの、確かに落ちてくる音を聞いたハズのコーヒーが、ない。
自販機の隅っこには、「苦情は土日祝日以外に受け付けております」の文字。
ダ○ドーの野郎め〜!!と悪態をつきつつ、別の自販機で購入。冷めたお弁当も食べた。
ふと見ると、向かいの自販機に新たな客が。
3人組の若い男の子たち。
あ、あの子らはかわいそうな事になるかなぁ、教えてあげようかなぁ、と迷ってる間に一人目の子が購入。普通にコーラが出てきてた。
あれ?と思って様子を見てると、二人目も普通にペットボトルのお茶を購入する事に成功している。
私は自販機の気まぐれ、天の邪鬼に付き合わされただけだったのか・・・とちょっと悲しくなりながら更に観察を続けて、3人目。
おっ!?
彼は私と同じコーヒーのボタンを押した。
・・・・・普通に出てきた・・・。
そしてその後・・・・・
ルーレットが当たりを示した。
彼ら、ハイテンション。同じコーヒーのボタンを再び押した。
コーヒーは、またもや普通に出てきた。
そして・・・・・・・
当たりのコーヒーに続いて、更にもう一本。彼らがボタンを押してもないのに、コーヒーが出てきた。
そう。どう考えても私のコーヒー。
でもでも
「ちょっと待ったーーーー!!!私のんやそれはーーーーーー!!!!!!」
とかって言いながら、どかどか店から出ていくなんて、私には出来なかったよ。そんな勇気、ありませんでした。
もはや彼らのテンションは最高潮。わいわいと盛り上がりながら去っていった。
「うおぉー!ラッキー!」なんて、若々しく喜んでる自分たちのすぐ側に、ずーっとガン見しながら涙を飲み込むおばちゃんがいたとは、彼らは知るまい。
そして、こんなに喜んでる人たちに水を差すようなマネをするのもなんだしね。とか、大の大人がコーヒー一本でこんなに凹むなんて、そんないやしンボじゃイケナイよね。なんて、何回も何回も自分に言い聞かせました。
まぁ、そんな一日でした。
そんな今日は、私たち夫婦の、4回目の、結婚記念日でした・・・。