Let it be!!!

今日は一日中雨が降ってましたねー。



いつもは自転車なんだけど、今日はかなり降ってたのでさすがに歩きで店に行きました。自転車だと10分かかるかかからないかくらいなんですが、歩くと20分。雨がうっとうしいのも重なってけっこう遠く感じます。



普段雨の時はお客さんは少ないんですが(楽器持って歩くの大変だし)、今日は雨にもかかわらず来て下さったお客さんも何人かいらっしゃいました。ありがとうございました。



さて、今日は私は夕方くらいに店に行ったんですが、店に着いて、しばらくの間は雨宿りに遊びにきてくれてたお客さんとしゃべったりして、その後おつかいで大手楽器店に弦を買いに行った(指定された弦を切らしてたので)。



せっかく来たんだし・・・と思って、いろいろギターとかベースとか見て回ったのです。ほら、最近ちょこっとだけ練習してるし、自分が欲しいのってどんなのかなぁと思って。




以前からよく楽器店には夫について行ってたので慣れてるんだけど、その時から時々思ってたある事をまた思ってしまった。それもかなり強く。




町の小さなギター屋さんの嫁ふぜいがこんな事を言っていいのかわからないですが・・・。




それは、試奏用のイス問題。




大手の楽器屋さんの試奏用のイスには、時々座面に「試奏する人以外座らないでください」と書いてある場合がある。



そうです。




私はこれに長年泣かされてきたのだーーーー!!




そして今日、現在進行形でこれに泣かされている(心で)女の子たちを数人見た。




デートの際にバンドマンやギター好きと結婚してたり交際している女子は、しばしば本人の意思とは関係なく楽器店に行く事がある。




そして、連れ(夫や彼氏)が「これ試奏してみようかなぁ」なんて言い出す事がしばしばある。またそれだけでなく、連れがエフェクターのコーナーやパーツのコーナーから幼児のように動かなくなってしまうという事態もしばしば起こる。




私の夫は試奏は一人の時にする派だったので、試奏に付き合う事はほぼなかったのではありますが。




妻及び彼女たちは、当然デートなのだからがんばってオシャレして目いっぱいキメて来てる。高いヒールのついたパンプスを履いてたりする。




そんな時、「はぁ疲れた、ちょっと休憩」とそこらに点在するイスに座ろうとすると、座面には弾く奴以外座るなの文字。それでも疲れるので座ると、店員さんから白い目で見られたり、どうにも落ち着かない。




なんならそこらへんのギターを指して「ワタシ、これ試奏しまっす」といって手に持たせてもらって堂々と座る、という最終手段もあるにはあるが、弾けもしない高価な楽器を触るのはなかなか勇気がいるし、店に対してなんだか後ろめたい気持ちにもなる。




そんなワケだから女子たちはボサ〜っと突っ立っているハメになる事が多い。試奏する側の楽しさに反して、これが実にしんどい。




しかし、しかしです!




よく考えてみてください!!




そんなやりきれない思いをしながら待った挙句、連れが「これにするわ」と決定を下した時、お金を払うのは女子だったりするのであります!




その上で喜んで金を払いたい女子がいるのなら、彼女は真のどMだ!!!




しかしながら世の中そんなにどMばかりではない。




と、言いたい。




いや、私はなにも楽器店の試奏イスシステムを単に誹謗してるんじゃないのです。



ちゃあんと打開案を用意している。



私の提案はこうだ。



「イスは、試奏する人とその連れの人に勧める。」




たったこれだけです。




いや、されどこれだけです。




これだけのことで、カップルは不毛なケンカをせずに済み、夫婦円満、恋愛成就、ひいては少子化問題さえも解消されるかもしれず、その上楽器店の売り上げは効率的且つ飛躍的にアップ、リピーターも増えるし、会話も弾んで店員さん個人の販売実績も伸びまくるよ!!



たぶん。




どうでしょうか。















と、ここまで長々と書きましたが、しかしながら。大手楽器店の人がこれを見ている確率はほぼゼロだと思うので、きっとこの案は誰にも採用されないでしょう。




しかし心配なさるな彼女たち、妻たち。




とは言っても貴女方とてこれを読んでいないばかりか存在すらご存知ない事でありましょう。




これを見てるのは主に貴女方を連れて行く張本人。バンドマン及びギター好き楽器好きの方々です。または私の一族郎党です。




女方の待ち時間の苦しさは本人にいくら言ったって伝わらない。ケンカになってせっかくのかわいい顔が、オシャレな服が台無しになるのが関の山です。




ならば、こんな事の為にワタクシの存在が(地味すぎるけど)役に立つのでありましょうや。




これを見てくださっているバンドマン、ギター好き、ベース好き、楽器好きのみなさま、彼女連れ、妻連れで楽器店へ行って試奏なさる際には、何をおいてもまず、「彼女にもイスお願いします」と店員さんにお伝えになる事こそが、今後のハッピー音楽ライフへの一番の近道であると、ご注進いたします。




この一言を添えるだけで、彼女が奥様がしんどい思いをせずに心静かに試奏を待つことが出来る上に、みなさまには「こんな気遣いのできる人なんだ・・・。ステキ」と、見直してもらえて男があがる。という莫大なるオマケ付きです。




この一言を店員さんに言うのと言わぬのとでは、後のデートの楽しさに雲泥の差が出るのではありますまいか。





不肖ながらワタクシ、そう考えるワケであります。





どうか!





よろしく!






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