今日も暑かったですねー。でも9月になって、通勤時に小学生軍団に遭遇するとちょっとなごみます。



やっぱり一年生、二年生あたりが見てるだけの側としてはぶっちぎりでかわいく感じる。



だいたい毎朝同じ時間に通る人って決まってくるもので、同じ顔ぶれの小学生達を自転車でゆっくり追い越しながらニヤニヤして観察してるんだけど、夏休みみたいな大型休暇の後に久しぶりに見ると、いろいろ気がつく事がある。



つい2、3ヶ月前までランドセルに抱っこされてるみたいだったあの子、見ない内にだいぶランドセル姿がこなれてるー。泣きながらお母さんに無理矢理引っ張られて通学してたあの子が、友達と走ってるー。



大人が日々何気なくたらたらと老化していくのに比して、子どもの成長はなんて著しいんだ。とか、改めてびっくりしたりして。あのペースで自分も老化してると思うと震えるわぁ。



なんて思いながら自転車で通過しようとすると、小学2年生ぐらいの男子二人組が聞き捨てならない会話をしているのに気がついた。



男子A「平成より昔の名前言える〜?オレ言えるでー!」


男子B「そんなんオレも言えるでー!」



二人でかわいくイチビッてる様子は非常に微笑ましい。しかし問題?はこの後のセリフ。



男子A「オレ戦国時代から言えるでー!」


男子B「オレも言えるでー!」


男子A・B「せんごくじだい、あづちももやまじだい、えどじだい、めいじじだい、たいしょうじだい、しょうわじだい!」



………。



なにぃ〜!昭和時代やとー!?



なるほど、現代の小学生にとって、昭和は遥か昔、狩猟採集生活を営んでいた縄文時代とたいして違わないほどの遠さで、彼らにとっては未知の時代なんだ…。



よく考えたらそれもそのはず、私だって小学生時代の半分以上は平成だったワケだし。



でも、昭和生まれの者にとって、「昭和時代」っていう言い方は、けっこうセンセーショナル。



しかし、更に思えば、小学生時代の私は、大正の事を「大正時代」と言い習わした記憶が確かにある。



当時それを聞いたばあちゃん達は、やっぱり「大正時代って…おいおい…ショック…」なんて、今日の私と似た気分で心でツッコミを入れてたに違いない。よね…。



男子二人組は私の心に一大センセーションを巻き起こしたまま、楽しげに走り去ったのでありました。



私、「前時代の生き残りの老婆」のような気分になって会社に行き、「会社一番の若手」として、やや分裂気味に働いたのでありました。