なんかもう9月なんですねー。これだけ暑いとわからなくなるけど、昨日から通学路が小学生中学生で賑やかになってます。



それと、緑のジイサンバアサンも、信号機の周辺に久しぶりに登場。お元気そうでなにより。おしゃべりに夢中で全然小学生見てへんのも相変わらずでヨカッタ。



ジイサンバアサンと言えば、近頃やたらと取り沙汰されてるあのニュース。



100歳以上の高齢者の行方不明というか死亡隠蔽。



あれって、おもしろいなぁと思ってちゃいけないんだろうか。まあいいや。



「行方不明となった117歳の女性の長男88歳が〜」とか、なんか笑ってしまいます。特に最近のテレビに多かった「お年寄りはみんないい人」とするみたいな幻想が崩れ去るのを見るのはなかなかに愉快だ。



昨日はまた変な企画を見ちゃった。23時からやってるそのまんまのタイトルの報道番組で、「この問題の解決法を下町の大家族職人一家に聞きました。」っていう企画。



企画の趣旨もそこん家の人達も、みんながみんな的外れな発言。「たくさんで暮らせば寂しくないのに」「世代を超えた関係ってやっぱいいよね」みたいな謎な事を家族全員で言っている一家を目の当たりにするのはなかなかに迫力があり、恐怖さえ感じる仕上がりだった。



ツッコミ所は多かったが、まず前提として年寄りが寂しい寂しくないの問題じゃなくて、葬式代のあるなし、今後の生活する金のあるなし。または生活水準を低下させる気のあるなし。これだけなのにね。



寂しいという理由で年金を不正受給する年寄りが一体どこにいるのか。



下町の職人一家に問いたいが、彼らが悪くはないのでしょう。テレビの質問がトンチンカンなだけで。職人一家は普段の大家族に持たれがちなイメージを汲み取り、テレビ的に求められる模範解答をしただけであると言える。




なにもお年寄りのことが嫌いでこんなこと書いてるんじゃない。むしろお年寄りの事はかなり大好きな方だと思う。



ただ、テレビなどでよく見る、「無条件にすばらしくかわいく気高く、崇め敬い教えを乞うべき」みたいな括り方が大嫌いなだけだ。年寄りとまともに付き合うと誰でもわかる事だけど、というか当たり前過ぎる事だけど、年寄りだって人間だ。いい人も悪い人も、しっかり者も天然も、金持ちも貧乏もいる。



そんな当然の事を直視せずに知ろうとせずに、ステレオタイプなイメージだけに年寄りを一括りにしてしまう事の方が年寄りに対する冒涜行為なんじゃないの?と思うんだけど…。



なんか近頃テレビにムカつく事が多くなってきた。ニュースとゲゲゲの女房しか見てないのにね。






※ちなみに私の祖父(94)の所にもお役所の生存確認が来たようだ。


祖父は「生きとるー!!」と一言叫んだそうです。



見ず知らずの人に自分が死んでるんじゃないかと疑われるってのも考えてみたら気ぃ悪いハナシですね。