Please Make Up Your Mind

今日もあついですねー。でも、やっぱり空はだいぶと高く秋っぽくなってきてるように思います。日が暮れるのも早いしね。



さてさて、昨日、帰りがけっこう遅くなったのでごはんを食べて帰ろうってことになり、近所の有名な中華料理チェーンへ行った。



ホール係の案内通りに、私達は空いてたテーブル席に座ったんだけど、その席はちょうどホール係が注文を受けるのに待機する場所の横だったみたいで、真横から終始ホール係どうしの会話が聞こえてくる場所だった。




ホール係は中国人の新人アルバイトと日本人の先輩アルバイトの2人。




私と夫の注文を取るのに二人で来て、新人の仕事ぶりを先輩がずーっと監視してる。



それはいいんだけど。



厨房にオーダーを通す時にそれは起きた。



新人アルバイトは中国人なので当たり前だけど、ものすごく流暢な中国語で厨房に向かって「天津飯一丁」みたいな事を大声で言った。



すると、先輩アルバイトは超大げさにため息をつきながら、厨房に「言い直しま〜す。てんはんいー」と言った。



待機場所に戻った二人。先輩はすぐさま新人に「お前の発音悪すぎんねん!!ちゃんと正しく発音せな分からんやろが!ぼけー!」と怒鳴りつけた。



新人は、先輩の早口&超キツイ大阪弁の意味は絶対理解出来てないと思うけど、口調で怒られてるのはわかるから、シュンとして聞いてる。



私達、「てんはんいー」って、正しいんだ・・・。ネイティブを前にして・・・。まあその店のルールとかあるやろしなぁ・・・。とか言いながら出てくるのを待った。



しかしその後も先輩は新人に怒鳴り続ける。「皿の配置がおかしい」とか「シャツがちょっとだけ出てる」とか「箸袋がサカサマや」とか。



くっだらないことで。



しかも語尾には必ず「アホ」「ボケ」「カス」がついてるし。わざと理解出来ないような小難しい日本語を使って執拗に責め立ててる。そうです、先輩アルバイトがやってる事は、新人教育にかこつけたただのイジメだったのであります。



待ちながら、食べながら、胸が悪くなった。



ごはんが不味くなった。



先輩アルバイトを怒鳴りつけてやりたかったんだけど、私、割と平気でそう出来るんだけど、そうしたら余計ごはんが不味くなりそうだし、私達が帰った後ゼッタイ新人イジメが加速すると思い、食べてすぐに店を出た。



帰り道、夫と「あいつ、ホンマにめっちゃ気持ち悪かったなぁ〜」とか言いながら帰った。



私は、自分がもしアメリカだかイタリアだか中国だか、どっか外国に留学したとして、寿司屋でアルバイトしたとして、「えんがわ一丁!」とオーダーを通してキャサリンだかスージーだかリンリンだか、先輩に全然わかんない言語で「ウェンギュヤワ(知らんけど)くらいちゃんと発音しなさいよ!バーカ!」なんて罵られてるとこを想像して、震えた。