White Riot

今日も暑いですね〜。



ツイッター、なんかメンテナンスしてるみたいですね。全然知らなかったよ。そうそう、最近ツイッターのアカウント載せんのすっかり忘れてました。



@yokaiguitarraです。よかったら仲間に入れてください。



さて、今日こそ彼の事を書いとこう。昼寝してる間にホンモノブログの方に先を越されてしまったけど。



彼はフランスから日本にやってきて初日の晩に妖怪ギターラに来たフランス人。



バカンス?と聞くと、「ワタシ、パリの西の田舎、過疎で、ジョブレス。鹿児島、パリの西、セイムプレイス。ワタシ、ファームやり方、見にイキマス。」と言う。



ホントはもっと難解だったんだけど、そんな感じ。詳しく聞くと、彼はパリの西の田舎に住んでいて、天体望遠鏡のレンズを磨く仕事をしてたけどリストラに遭って、そこからずっとバカンス状態なので、過疎で火山があって、環境の似た鹿児島へ行って農場のノウハウを見学することにしたそう。



フランスではレゲエのバンドでドラムを叩いているそうで、一緒にビール飲んでゴキゲンになってドラムスティックでイスを叩き始め、夫が合わせてギターを弾いて、セッションとなった。ボブ・マーリーにはじまってジャズ(いつか王子様がのアレンジ)、ファンク(P-FUNK)、最後はなぜかクラッシュ(白い暴動とか)で締めた。




こうなると、別に言葉はたいした問題じゃなくなってくる。一緒に合わせて音楽やって、笑って、成立する世界。音楽やっててよかったー、と夫は思ったそうです。



又、彼は日本のスカのバンドに興味があるらしく、オイスカルメイツや東京スカパラダイスオーケストラがパリで公演した際は観に行ったそう。なんでもかなり熱心なパンクスだったらしく、数年前まではモヒカン・タトゥー・Dr.マーチンという定番のルックスだったらしい(仲の良い友達はなぜかみんなスキンズだったらしいが)。そのタトゥーのせいで、「ニホン、オンセン、ムズキーデス」と悲しがっていた。



そんなこんなで我々は彼の泊まる西成のホテルまで彼を送って行って(勝手についてって?)、彼からとってもおいしいというフランスの赤ワインをいただいた。ありがとう。


アドレスも交換したし、YOUTUBEの彼のバンド演奏も見れたし、来月もう一度大阪に戻るそうだし、きっとまた会えることでしょう。インターネットって、便利だ。




ちなみに、私たちは彼の持っていた小さくてページ数の少ない仏和辞書を頼りに日本語・テキトー英語・フランス語でやりとりしたんだけど、なんとかなるもんです。


最初は四苦八苦しながらのコミュニケーションも、そのうちにこの場にいる私たちだけの共通言語感覚が芽生えて発達し、日本語でも英語でもフランス語でもない言葉がいくつも誕生したのでございます。



「ばっふ」「むずきー」「ぱひき」「ぶむうん」「こずく」



願わくば、彼が今日から過ごす鹿児島で、これらの言葉を「新しく覚えた日本語」として理解してませんように。また、仮にそう理解して彼の地で多用したとしても、相互理解にチカラを惜しまない楽しい人と、彼がめぐりあえますように。