うれしいな。たのしいな。おばけは死なない。

暑い暑い一日でした。みなさま夏バテなさってませんかー?熱中症ってコワイですよ!くれぐれもご自愛くださいませ。


さて、今日は書きたい事がなにも見つからない。


さっきまで会社で商談相手にへこへこしてたせいかしら。虚脱感。


ふぅ〜・・・。


あ!そうだそうだ。大事な事をまだ私書いてないです。今気が付いた!


妖怪ギターラの名前の事よ。そうそう。


初めてお店にいらっしゃるお客さんに、よく「なんで妖怪ギターラなん?」って聞かれるんですよ。そのたんびに思いついた事テキトーに言ったり、愛想笑いでお茶を濁したり(なんかマジメに口にするの、照れすぎて・・・)してたので、この度いっぺんちゃんとした理由でも書いとこうかなぁと思います。


理由。


水木しげるが好きすぎるから。


以上。



これじゃあちょっと愛想がなさすぎ?やんね。


では、補足します。


水木しげるさんの本は前から大好きでよく読んでたんですが、たくさん出されているマンガ以外に、活字の本もたくさん出版されていて、その中に、「水木しげるの幸福論」っていうのがある。私はその本が特に好きで何度も読み返してたんです。文庫だから持ち歩き易いっていうのもあって。


これは水木しげるさんの人生の軌跡が書かれた本だけど、最初の方に「水木しげるさんが思うしあわせの条件」が書かれた一節がある。


ちょうどギター屋を始める前、夫と「なりたいギター屋像」を考えてみたり、「そもそも本当にできんのか?」と悩んでみたりした時期にこの本をたまたま読み返した。


そのしあわせの条件について思いを巡らせた一節の中に、「自分が本当にやりたい事、好きな事をよく理解して、狂信的なまでに追い求める姿勢」みたいな事が書かれた一文があった。


それを読んで、なんとなく楽になった。ごく自然に前に進んでみようと思った。水木センセイありがとうって感じ。


そして、いざ店を始める段になって「名前決めよう」って事になり、いろいろ横文字の名前とかも考えてみたけど、どれもイマイチぴんと来ない。


その時に、「そういえば水木しげるさんの本にずいぶん世話んなったなぁ」と思いだして、水木しげるといえば「鬼太郎」。鬼太郎といえば「妖怪」やん???って感じで安直につけたのが、妖怪ギターラの由来です。


ちなみに、後の「ギターラ」の方は、当初は普通に「妖怪ギター」としようとしてたんだけど、どうせならスペイン語表記で「ギターラ」の方が妖怪っぽいし、なんとなく語呂もいいや〜ん???みたいな感じで夫がつけました。



店の中にいると、前を通る人がよく「妖怪ギターラやってぇ〜。変なの〜。」とか言いあいながら通過していくのを見るが、中に聞こえてないと思われがちだけど、ものすごくよく聞こえてます。


でも、いいねん。全然。


事実、変な名前なんやしね。


それに意外にもほとんどのお客さんは「ええ名前やと思う」と言ってくれてるし。


もちろん私たちもすごくお気に入りの名前だし。