Fallen Angel

やっぱり今日は雨、かなり降りましたねー。いつもはたくさんの人で湧きかえってる日本橋も雨の日は目に見えて人通りが少ないです。


今日はお弁当というものを久しぶりにつくってみた。
お弁当といっても、おにぎりとたまごやきオンリーの人様にお見せできるようなお弁当じゃないけど。
でも外で食べるお弁当って、なんとなくおいしいもんです。外といっても妖怪ギターラ店内だけど。まあ家ではないってことで。これからもたまには作ろうと思った。




さてさて、最近、夜中に起こされる事が多くなってきた。ネコに。

みなさま、あしたのジョーという漫画をお読みになったことはございますでしょうか?健全な男子でいらっしゃった方々ならたいてい一度は読まれてる事かと存じます。

その、あしたのジョーにおいて、マンモス西っていう登場人物がいる。まだジョーがボクシングにのめりこむ前、少年院だか鑑別所だかでジョーと知り合い、後に丹下拳闘クラブの一員となり、ひいては乾物屋の娘と結婚して乾物屋の跡取りとなる体のでかい男子だ。西は心の優しい男子で、なにかにつけジョーの心配&尻拭い的な事にヤキモキしてるキャラであるが、ジョーと知り合った当初は決してそうではなかった。

鑑別所だか少年院だかに新入りとしてやってきたジョーに対し、ジョーに割り当てられた大部屋のボスとして君臨していた西は、新入りイジメを決行する。この部屋のボスを知らしめんとして。

その洗礼として西が何をしたかというと・・・。


「パラシュート部隊や!!!」


部屋の地面にジョーを寝かせておいて、部屋全員で二段ベッドの上からシーツをパラシュートに見立てて、ジョーめがけて落下するという、殺人的ダイブだ。


これと同じ事を、我が家のネコがする。

誰もが寝静まった頃、押入れの天袋の上から、ベッドですやすやと寝ている私たち夫婦めがけて殺人的ダイブを敢行するのです。ネコが。毎日のように。

これは、ものすごく効く。なんせ相手はネコなので、言葉が通じない為「やめてくれー」と何度言ってもきいてくれない。目をくりくりさせて首をかしげてカワイイふりをしたりして、余計にムカつかせてくる。

その上、狙いがない為、ある日は腹に、次は顔、次はヒザ、など、とりとめなく落下してくるものだから、身構える事もできない。そもそも寝ている人間って、この上なく無防備だ。

このままじゃ非常に困る。


どうして我が家のネコは西を見習うのだろう。

まさか私たちが汗水垂らして労働している時に家であしたのジョーを読破したとでも・・・?

いやいや、ありえないよね。

私たちは、はやくネコがパラシュート部隊ごっこに飽きてくれるのを祈るしかない、無力な人間たちだ。