呼べばステキな、とてもステキな、名前。
昨日と一転、暑い日ですね。会社がなかったら布団干したかった・・・。
今日は当店、妖怪ギターラのアイコン、ヒズミーちゃんの誕生バナシを書きます。
ヒズミーは最初、夫がやってたメタルバンドにデザインを頼まれたロゴマーク候補のロゴに組み込まれた、顔だけのネコちゃんだった。
そのロゴマークは評判が悪かったみたいで却下されたけど、産みの親である私は気に入ってたので、いつか使おうと思って大事にとっていた。
まだ店を出すだいぶ前のある日、夫が作ったギターにブランド名とロゴを考えよう、ということになり、まず「妖怪」の名が決定(妖怪の名前バナシはまた後日してみます)。さてロゴをどうしようか、いろいろ考えた結果、マークも付けようということになり、すぐにあのネコちゃんが思い浮かんだ。
顔だけじゃなんかただのネコ好きの作ったギターって感じと思い、体をつけてみた。そういえば、猫又って妖怪がいるなぁという、ぼんやりとした想像で。
猫又というからには尾が二股、お尻があがった立ち姿は、猫が威嚇するときのポーズを参考にして。
出来上がった猫又の絵は周りに割と好評だったので、ギターのヘッド部分に採用してもらえた。
それから1年程は「ネコマタちゃん」とそのまま呼んでいたが、妖怪ギターラを開店する事になり、名前を付けようと思ってはいたものの、忙しさに紛れてそのままになっていた。
やっと名前が付いたのは、私がこのブログを書き始めて2日目、ブログを書きながらその場で。ヒズミーという名前を思いついたのは、その日たまたまお客さんがギターの歪みの話をされていたからだ。ヒズミーの名は、完全に思いつきの産物だけど、今となっては気に入っている。ひびきがかわいいし。
数日後、何気なく家にあった妖怪がらみの本を見ていると、猫又のページにいきあたった。
見ておどろいた。
挿絵の猫又は、ヒズミーとは似ても似つかない、超ビッグサイズのネコの化け物だった。
どう見ても共通点は尾が二股になっている事のみ。
これじゃ、ヒズミーを見た人は猫又だとは思ってくれないと、思った。
何の下調べもなしに書いた想像上の猫又を、猫又だと言い切ってしまうのは、本気で妖怪の研究をしてる方々にも失礼だ。ヒズミーと名を付けておいてヨカッタ〜と思った。なんとなく気休めというか、イイワケになる。
というわけで、妖怪ギターラのネコのマークは「ヒズミー」だ。「ヒズミー」でしかあり得ない。
まったく、「仁和寺にある法師」を地でいってしまった。
何事にも、「先達はあらまほしきことなり」ですね。
※でもヒズミーはお気に入りだ。無理して猫の化け物マークにしなくてヨカッタとも、思っています。