Just Like A Woman
昨日はおかげさまで楽しくお休みさせていただきました。
今後とも妖怪ギターラをどうかよろしくお願いいたします。
さて、みなさまは相撲って観てはります?
私たちは場所中は毎日、深夜のテレビでやってるダイジェストを観るのを楽しみにしています。私が今場所応援してるのは、鶴竜と日馬富士。相撲って、3年前くらいまでは全然興味なかったのに、なんか、あの肉肉した戦いの感じが急激にすきになった。おばちゃんになっていってる証拠やろか・・・。
私には、相撲といえば忘れ難い思い出がある。
高校生のころ、クラスメイトにものすごくかわいい、オシャレな、お人形さんのような女の子がいた。
彼女は性格も良くて、女子にも男子にも人気があった。クラスメイトになって間もない頃、彼女の家がそんなに遠くない事を知って、遊びに行かせてもらうことになった。
彼女の家に着き、部屋に通してもらって、私はホントーに驚いた。
よくあるような6畳くらいの部屋のドアには、でかでかと番付け表が貼ってあり、壁はぐるりと、たくさんの力士たちの写真の引き伸ばしたヤツとか、朱色で押された力士たちの手形に囲まれていた。
そのうえ部屋には女子高生らしく、キティやらマイメロディなんかのキャラクターグッズも数多く点在しており、全体的にピンク色というか、肉色のカオス空間が、そこにはあった。
私は当時、相撲のことなど全く頭の隅にもなかった為、最初に一見して力士とはわからず、だいぶ混乱した。彼女は照れながらも相撲のヨさについて語ってくれた。全く覚えていないけれど。
なんか、すごいと思った。世の中にはいろんな人がいるなぁと、その時身をもって知った。彼女の迫力に押され、なぜか私もがんばろーとか思った。
その後、彼女の家に行った別のクラスメイトによって彼女の部屋は「スモーベヤ」と命名され、女子の間では有名になった。彼女と交際した男子が初めて彼女の部屋に行ったと聞くと、ニヤニヤして彼に感想を聞きに行った。
彼女の部屋を訪れた男子たちは一様に「ビックリしたけどあのギャップがかわいすぎる」なんて言っていた。
彼女は私たちにモテの法則をも身をもって教えてくれたことになる。
誰もマネできなかったけど。