SO WHAT?

水島新司のまんが(野球狂の詩だったかな)に、「じんくす」さんという登場人物がいる。

彼は野球をする際、いろいろな「ずンクス(東北訛り)」にのっとってプレイするのだけれど、彼なりのジンクスに反したプレイをしてしまうと、おかしな試合運びになってしまう、っていうハナシ。

ここまでじゃないにしても、けっこうみんな自分なりのジンクスを持っているものですね。

朝玄関を右足から出る、とか、駅の改札は真ん中から出る、とか、ライブ前は甘いモンを食べる、とか。

みなさまにも心当たりがおありでは?

ジンクスには、「これをすればうまくいく」と思えるようなポジティブな考えに基づくものと、逆に「こうしてしまったらロクな事にならない」と思ってしまうようなネガティブな考えからくるものがある。

当店、妖怪ギターラにも存在する。ポジティブなのとネガティブなのが。BGMに関するジンクスだ。

ポジティブ→「ニューウェーブ系バンドモノのCDをかけてるとお客さんがくる」

ネガティブ→「ピンのミュージシャンのCDをかけてるとお客さんがこない」

という、わけのわからない現象だ。ちなみに、よくお客さんを呼ぶCDと絶対にお客さんを呼んではくれないCDをアーティスト名で勝手にランキングしてみると、下記のようになる。

★お客さんを呼ぶCD★
1位:ジョニーサンダース&ザ・ハートブレイカーズ
2位:ザ・クラッシュ
3位:ストレイキャッツ

★お客さんを呼ばないCD★
1位:プリンス
2位:レオン・ラッセル
3位:サンタナ

ジンクスと言い切ってしまっていいのか、極めて単純なジンクスだが、考えてみると不思議だ。レオン・ラッセルがランクインしている事によって単純に「活気」のモンダイかと思ったけれど、なんだかその理由もしっくりこない。

というのも、当店のBGM音量はごく小さく、お客さんが店に入ってくるまでは外からは何がかかっているかわからない状態になっているからだ。

ジンクスに遠慮してプリンスが聴けないのは、ちょっとアホな事だ。今現在、当店にはサンタナのCDがかかっているが、活気も考慮して元気に働いているが、やっぱりお客さんは来ていない。


一体どうして?だれか教えてください。

というより、だれかこのジンクス、破ってください。